Love Like Vanilla Beans セ ン セ イ ト 、 リ セ

Epilogue ─Ever after─



空港の屋上にて。



「やっといなくなった・・・」
「連休の間もさんざん連れまわされたもんね。 ごめんね、センセイ」
「・・・気にすんな。 にしても、お前の家族はほんっとーに濃いな」
「そお? あたしには、あれが普通だから分かんないけど」
「・・・ま、がんばるわ」
「ん、うん?」
「ところで、お前、顔は母親そっくりだが、性格は全く違うよな」
「よく言われる! 自分では、今のお父さん似かなって思ってたんだけど」
「確かに」
「でもね、お母さんが言うには、私の性格、死んだお父さんにそっくりだって」
「・・・」
「死ぬ直前まで、テレビのお笑い見て笑い転げてたらしいよ!」
「・・・なるほど」
「変な人だよね!」
「お前が言うな」



「あー・・・飛行機、見えなくなっちゃった」
「そんな顔するな。 ・・・・・・お」
「お?」
「・・・俺がいるだろう」
「うっわセンセイ、お酒の飲みすぎで頭おかしくなっちゃった!?」
「あーーーーーうるさいうるさい。 もう二度と言わないからな! とっとと帰るぞ」

ぎぅ

「うふぉっ」
「何だその声は」
「だって、手、繋いでるんだもん」
「・・・・・・さっさと歩け」
「えへ。 えへへへ。 センセイ、大好き」
「・・・」
「センセイも、私、好き?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・好きだ」

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