Love Like Vanilla Beans

その後の二人 01



PPPPPP・・・

ピッ

『もしもし、センセイ?』
「市谷か」
『うん! ね、今週の土曜日、センセイは暇?』
「暇だけど」
『ほんと!? そしたらうちにご飯食べに来なよ。 恋人の手料理!』
「・・・いいのか?」
『いいに決まってるじゃん! じゃあ土曜日、忘れないでね! すごい楽しみっ』
「お、おう土曜日な」

ピッ

「・・・・・・」



そして当日。



ピンポーン   ガチャ

「あっ、センセイ、いらっしゃい!」
「邪魔する (・・・・・・もしや、この匂いは)」
「ささ、上がって上がってー」
「つかぬことを聞くが・・・今日のメニューは何だ?」
「餃子!!」
「もちろん、ニンニクとかニラは・・・」
「? いっぱい入れたよ」
「・・・」
「もしかして、嫌いだった?」
「そんなことはない」
「なら、一杯食べてねっ。 私、すっごい頑張ったの!」
「・・・・・・ああ」

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